いばやスタイル実践記〜歌とACIMと ときおり数秘

ACIM(奇跡講座・奇跡のコース)学習者による ibaya《いばや》坂爪圭吾さんリスペクトブログ。即興の歌やトリニティ数秘術、クリスタルボウルについても語ります


    場所:菊名 Scramble House Tokyoの2階 (外階段をあがって右側、最初の扉)
    定員:1名(ただし事情がある場合は応相談)
      使いたいかたはKまでご連絡ください
      メインの畳の部屋と、板の間の台所の二部屋です。
      電気、照明あり。水、トイレあり。ガスは当面 使えません。
      シャワーは1階でお願いします。
      ベッドも布団もありません。
      空気で膨らませるソファがありますが、寝るには不適かも。
      (ドライヤーと扇風機を1階から借りてきて設置してください)
      宿泊希望の方は、当分の間、寝袋持参でお願いします。



姪っ子に開口一番「K姉ちゃん、なんかひとが変わったみたい…」と言われた。だから「うん、そうね、変わったよ。生まれ変わったんだ」と答えた。

東京に戻ると、すっかり秋の気配だった。空が高くなっていて、雲が秋の雲で。
夏の終わり、南の島を旅して帰るといつも感じる「ああ夏が逝ってしまう…」という惜別感。

そんなことを感じながら荷解きをし、洗濯機をガンガン回す。風が爽やかだから、洗濯物もどんどん乾いて、気分がいい。


洗濯をほぼ終えたタイミングで電話があった。
「もしもし? あれ? K姉ちゃん?」
この春に就職したばかりの姪っ子Sちゃんからだった。声が違ったので戸惑ったのだろう。宮古で旅している間に、私はもとの声を一時的に(だと思いたい)失っていた。

Sちゃん曰く「仕事を辞めることになったから、健康保険とか雇用保険のことを教えて欲しい」。
寝耳に水だった。宮古に旅立つ前々日に義母と食事をした時には、そんな話 微塵も出ていなかったのに。
体調不良で1ヶ月要休養の診断書を提出したら、辞める流れになったという。
「これは会いに行かないとダメなやつだ!」とすぐにわかって、夫の実家へ駆けつけた。

 

大手アパレルメーカーの雑貨店部門に配属されたSちゃんは、店長が体調不良で倒れたことにより、店舗内で唯一の社員となってしまい、新入社員であるにもかかわらず店を切り盛りしていくことになった。そのプレッシャーからか蕁麻疹や急な腹痛、頭痛、吐き気などに悩まされながらもそうそうシフトに穴を開けられず、なんとか出勤していた。同僚たちとの関係は良好だったから、余計に「みんな頑張ってるんだから、頑張らなくちゃ申し訳ない」という思いがあった。が、8月後半のある日、突然、ベッドから起き上がれなくなったという。退職が決まり有給休暇扱いで休んでいる今も、朝は具合が悪くて起き上がれず、午後になると少し動けるとのこと。

 

話を聞いて涙が出た。彼女を抱きしめて、背中をポンポンしながら言った。

辛かったね。よく頑張ったね。お店もチームも大好きだから、出勤したいのにできないのが、本当に嫌だったよね。どうしてなんだろうと思ったよね。大丈夫。もういいよ。よく頑張ったから しばらくゆっくりしよう。朝も無理して起き上がらなくていいよ。午後だって好きなだけダラダラしてればいいよ。何も問題ないよ。しばらくゆっくりしていたら、体もまた元気になるよ。そしたらまた、やりたいことを始めればいいんだから。今は疲れちゃってるから、やりたいことなんて思い浮かばないかもね。それでもぜんぜんOKだよ。やりたいことがあればやればいいし、なければ のんびりしてればいい。
私ね、最近、Sちゃんくらいの年頃のお友達がたくさんできたのだけど、みんなお仕事してないよ。前はしてたけど辞めたってひとも 結構いる。でもお仕事してなくても とても楽しそうに過ごしてるよ。
心配いらないよ。大丈夫だよ。ずっとずっと味方だよ。いつでも呼んでね、今日みたいに。

 

Sちゃんは声を出さずに、静かに涙を流していた。Tシャツの胸の部分がしっとりしていくのを感じながら、私は彼女を抱きしめ続けた。

 

f:id:K-GO-TO:20170904061807j:plain